最初はかなり初期に発見された周期0.715秒、つまり、
1秒間に1.3986回、回転する遅いパルサーのものです。
(NEXTのSound.appの場合)サウンドパネルの下向きの矢印をクリックすれば
波形が見えますね。規則正しく脈打っているのがわかるでしょう。
まるで深夜に誰かが追いかけてくるような。
下に述べるSpectro3.appで見れば、このように規則的な波形が見えるはずです。
次はVelaパルサーといわれる周期0.089秒
(1秒間に11.98回転)の音です。
これも人間の耳ではっきり聞き分けられます。まるでボンゴの演奏です。宇宙も
味なことをやりますね。
宇宙最高速のパルサーは何と1秒間に
650回転もしているのですね。これはもう人間の耳には連続的な音
にしか聞こえません。
波形も細か過ぎます。
周期を分析するには特別な数学的手法が必要です。しかし、
これくらい高速回転する場合は、おおよその回転数は
フーリエ変換という手法で分かります。この辺は工学部の学生は挑戦していみよう。