
(チベット牛)や山羊などを
放牧する昔からのチベット人が点在するだけの、
町も何もない所です。この世界の秘境チベットの牛
ヤクと計算機が関係ある
といってら驚くでしょう?

を15m間隔に配置して検出します。宇宙線はこのような検出器に
100メール以上広がって降って来ます。

の構造は簡単です。上部の平な所には
電荷をもった粒子が通過すると、光を出す物質(シンチレータ)が数センチの厚さで密閉されています。そこから出た光は下部の光電子増倍管
で検出され、電気信号としてケーブルを伝わって測定室
まで送られます。
光電子増倍管は光子一つ(光も粒子だから、一つ二つと数えられるんですね)で
も逃さない、鋭敏なものです。
ケーブルは測定室に入れる前に、地下のケーブル溝に集められ、そこから室内に
導かれます。
ケーブルを伝わってきた信号は
のような装置でコンピュータ処理され、8ミリのテープ装置(媒体は
8ミリビデオと同じもの)に記録されます。このテープには一本で
10GBものデータ(つまり英文字100億文字分、2HDフロッピー6000枚位)
が記録できますが、
記録データ量が多いので2日に一回はテープを交換しないといけません。
は、
明らかに中心ほど少ないのが分かります。くっきり
月の形に丸くならないのは、到来方向の決定に誤差が
あるからです。丁度、近視の人が月を見たらボンヤリ
見えるのと似ています。このボンヤリ具和い
から逆に、我々の装置の角度分解能が分かります。
我々の装置は世界一分解能が優れていることが
これで実証されました。
この図の中心が太陽の方向です。影は月の時と違って
少しずれて見えます。どうしてでしょうか。それは
太陽には月と違って磁場があり、地球に到達するまでに
宇宙線が
曲がってしまうからです。この曲がりを調べると、
逆に今まであまり分からなかった太陽の磁場に
ついての情報が得られるのです。